地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

愛の秩序 の検索結果:

平穏な日々

…に再び問うてみた。(愛の秩序は保たれているのかな?)(あなたが、クミに逢わなければね…) 今度は、僕の頭の中のシズコがそう答えた。こっちも明らかに厳格だった。 幻覚でないシズコに対して僕は、エイヒレをあぶってあげた。で、それをあげた。油ではない。give だ。 そんなの分かるわい、という読者さまの声も聞かれたので、あえて注釈したい。それは give であり、揚げたわけではない。あぶったのだ。でも、まずいことにそのあぶったエイヒレに沿うべく相棒のマヨネーズが切れていた。(なんで…

愛の秩序

題名:愛の秩序報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ごきげんだったにもかかわらず、ゴキが現するように揶揄された。カサコソとそこら中に現れるゴキに僕の心は洗われた。(そうだ、僕はシズコを愛している。でも、クミちゃんの子ども、それは僕の子でもあったが、なぜだか求めていた。なんでだろうか。結という血と縁の契約を交わしても、汚れた血を求めるのはなんでだろろうか) 気がつくと、台所に現れるゴキと同じように、自然とそこにそれは洗われる。レオスだ。カラックスだって。 (そうだ、…

愛することとは何か?

…の人格における独自の愛の秩序が現れ、愛される側も、それに対して応答するうちに、独自の愛の秩序が形成されることを述べている。その結果として、愛の秩序の形成の過程において、それ以上に知ることができない限界、いわば、個人の境界の意識が明瞭となり、互いの差異という意識が浮かび上がるともに、それが人間形成において重要であることを示唆している。これらのことから言えることは、愛するということは、他己と自己を知るきっかけとなることになり、そこに人間的な成長が見て取れる。言い換えると、この記事…